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今回の再発見
■■第24回:行田市 忍雅楽
二月十七日(日)に、教育文化センターみらいで開催された忍雅楽会による、行田で初めての雅楽の演奏会を楽しみました。雅楽とは奈良・平安時代の頃、西暦六百年〜千年の頃に中国大陸や朝鮮半島から伝わってきた外来音楽が、日本独特の発展をして生まれた音楽です。宮中の儀式や春・秋の園遊会などの行事の際に演奏されています。 宴が始ると、平安の昔さながらの衣装に身を包んだ奏者と、由緒正しい楽器が敷物の上に整然と居並ぶ様に、厳粛な空気が流れました。横笛や時おり響く太鼓、ゆっくり時を刻む打楽器、すべてを包みこみ響きわたる音色に、平安の昔にタイムスリップして優雅なときに浸ります。 楽器紹介では、興味深い話と各楽器の独特な音色を楽しみました。まず、打楽器の鞨鼓(かっこ)。演奏の速度を決めたり、終わりの合図をする役目を担う、指揮者のような存在だという。そして、琵琶(びわ)、箏(こと)。西洋音楽の弦楽器はメロディを奏でますが、雅楽ではリズム楽器としての役割を果たしていることに、驚かされます。次々紹介される楽器に感心している折、しきりにくるくる回る楽器が気になります。 演奏前も演奏中も、もちろん説明の最中も奏者がくるくる回している楽器は笙(しょう)でした。手元に置いた電熱器で焙(あぶ)って温めています。笙は温めないと音が出せない、手間の掛かるデリケートな楽器で、ちょっとした衝撃を与えるだけで壊れてしまいます。複雑で面倒だけれど、千年も続けられてきたことに、「日本人は笙の音が非常に好きなんじゃないかな」という話を、奏でる透明感のある和音に触れて思わず実感。不思議な楽器たちに、日本文化の奥深さを垣間見た気がしました。 日常生活に根付いた雅楽にも感心。「いい按排」という言葉、「物事や、体の具合が良い」という意味ですね。これは、篳篥(ひちりき)という管楽器の指を変えずに音の高さを変える「塩梅(えんばい)」という奏法から来ているという。塩梅がすばらしいと、聞いていて心地が良い。いいえんばいだ。いい按配だと変わったらしい。「ろれつが回らない」も、篳篥が語源だという。次回が待ち遠しい演奏会でした。
これまでの再発見
■■第25回:行田市 蓮の花寺巡り・カーオリエンテーリング(2008/3/8)
■■第24回:行田市 忍雅楽(2008/3/8)
■■第23回:行田市 埼玉県立進修館高校 図書館(2008/1/13)
■■第22回:行田市 行田市児童センター(2008/1/13)
■■第21回:行田市 行田のおいしい水 古代蓮の雫(2007/12/7)
■■第20回:行田市 行田酉の市 百年祭(2007/11/1)
■■第19回:行田市 財団法人 忍郷友会(2007/9/8)
■■第18回:行田市 公園通り(バスターミナル〜さきたま古墳公園)(2007/6/30)
■■第17回:行田市 テクノ・ホルティ園芸専門学校(2006/10/9)
■■第4回:行田市・吹上町 お花見・水城公園・元荒川(2004/3/30)
■■第3回:行田市 浮き城・忍城・郷土博物館(2003/12/27)
■■第2回:行田市 古代蓮会館・古代蓮の里(2003/11/27)
■■第1回:行田市 将軍山古墳・さきたま古墳公園(2003/10/29)