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■■第20回:行田酉の市 百年祭
縁起物の熊手や飾り物を買い求める客で賑わう師走の風物詩、行田市・愛宕神社の「酉の市」が今年も十二月六日(木)にやってきます。しかも、今年は節目の百年目を迎えました。 下町愛宕神社境内の西北の木立の中に、ひときわ高く、「明治四十年(1907年)十二月六日開始。行田酉の市起源碑」があります。大正十五年十二月六日に、氏子総代鈴木忠右ヱ門(醸造業)、安岡儀兵衛(呉服商)、矢内妙五郎(材木商)、森伴造(足袋商)等が、町内の氏子の賛同を得て、大塚石工の手によって建てられたとあります。 平素は静かな神社の境内も、酉の市となると別世界のように賑やかになります。覆いかぶさるように飾られた大小きらきら輝く熊手の下で、「イヨー、シャン、シャン、シャンッ」と、商談成立の手締めの響きがあちらこちらで揚がり、拝殿の前では、神官の扱うミニ熊手が飛ぶようにさばかれていきます。この下町愛宕神社の歴史はかなり古く、「埼玉県史第二巻」に、一条天皇・藤原時代の長徳(ちょうとく)年間に(九九五年)に創建されたとあります。千年以上も前のことであり、平泉中尊寺の建立の百二十年前になります。 師走の三日に秩父夜祭りとして発した暮れの祭りは、次の六日が行田の酉の市。八日が熊谷の高城神社。十日が有名な大宮の氷川さま。十二日が浦和の岸町の鷺宮神社と、日を追って南下していくのです。 明治四十年の祭りを開いた当時は、露天商の人たちに、金一封と弁当を振る舞ってもてなし、たくさん出店してもらえるようにお願いしたそうです。そんな努力の甲斐があってか、大きく激しく変わる時代の中にあっても、今日のような行田一賑やかなお祭りになり、年々盛大になって、昨年は好天にも恵まれ、約三万人の人出で賑わいました。露天商の人たちも、全国から参集し、秩父夜祭りからも移動してきます。今年はどんな店が出るのか、楽しみです。 さて、この「酉の市」の一番人気は、神社で扱う招福熊手、お札と開運カレンダーのセット(千五百円)です。去年もたちまち完売になり、今年は昨年より多く用意することになりました。また、百周年記念として、記念の文字を入れた鳥居の付いた白木のお札立て(五百円)も用意しました。神棚がなくても大丈夫です。きらびやかな飾りのない様子は、静かな愛宕神社を彷彿とさせてインテリアとしてもお勧めです。国道125号線の歩行者天国は、例年通り午後3時より午後9時30分の予定です。駐車場は、市役所周辺や各事業所のご協力をいただきました。詳しくは酉の市直前の回覧板、新聞の折込みなどをご覧下さい。 ご家族、お友達お誘い合わせの上、行田「酉の市」へぜひお出かけ下さい。
ミニ熊手とお札・立てあまり飾らないのが懐かしい
これまでの再発見
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