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第9回:11月 気象病について(2004/11/4)
今年は台風シーズンが長引いて各地で大きな被害が出ています。天気と関係がある病気、これを「気象病」といいます。寒いと血圧が上がりやすいなど、気温との関係はよく知られていますが、「古傷が痛むと雨」という諺にあるように低気圧が体に与える影響も大きく、
喘息・神経痛・頭痛・リュウマチ・メニエル病・胆石・尿管結石など、また陣痛との関係も知られています。その原因は諸説ありますが、気圧低下が組織のむくみやヒスタミンの分泌を促しそれが自律神経のバランスを崩したり、アレルギー反応を引き起こしたりするというのが定説のようです。特に喘息は命にかかわることがあり要注意です。気圧の低下+ヒスタミンにより気道がむくんで空気の通りが悪くなるのに加えて痰などの分泌物が増加し、急激に呼吸状態が悪化すると考えられます。当院でも喘息で入院されている患者様が台風の夜に病状が急変するということが時として見られ、スタッフの中では「台風の夜は要注意」が合い言葉になっています。また気圧低下によるむくみによって膨張した組織に神経が接触し神経痛の原因になったり、手足の血行が悪くなる反面、脳血流は増加するため拍動性の頭痛を起こします。前線通過時のひどい頭痛が翌日の快晴ですっきりという経験がある人も多いのではないでしょうか。
対策としてまずむくみを防ぐために水分塩分のとり過ぎに注意し血行を妨げない服装をすること。そして筋力低下はむくみの原因となるため運動・ストレッチを普段から心がける、これは自律神経を鍛えることにもなります。入浴はむくみの軽減・自律神経の安定・血行改善等に特に有効です。天気予報を健康予報として病気の悪化予防の観点から情報を提供してくれるサイトもあります。台風や前線の備えには是非体の備えも加えてください。 |