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コラム:医療かわら版 行田中央総合病院 副院長 川島 治さん
第6回: 8月 熱中症を防ぐ(2004/8/3)
暑さの厳しい季節です。連日のように熱中症による医療機関の受診そして死亡例が報道されています。 症状は軽症(熱けいれん・筋肉の痙攣)中等症(熱疲労・めまい・頭痛・失神・嘔吐)重症(熱射病・意識障害・過呼吸・おかしな言動)の三段階です。重症例は迅速な対応が生命を左右します。すぐ救急車を呼んで下さい。 手当ての基本は休息(安静の保てる環境への移動)・冷却(涼しい場所へ・体表の冷却)・水分補給です。水分は水だけでなく、一緒に塩分を摂ることで吸収のスピードを早め、糖分を混ぜて飲み易くエネルギー補給もはかります。スポーツドリンクは塩分が必要量より薄いので大量にとる時は別に塩分の補給も忘れずに。 当院救急外来にも連日筋肉の痙攣や疲労感等で受診される人が目立ちます。ほとんどは点滴で軽快し帰宅されますが、意識障害などが見られる場合は入院が必要になります。このような重症例はお年寄りが圧倒的に多く、まれにスポーツ活動中や幼児にも見られます。 体温調整機能の低下したお年寄りは、水分補給だけでは不十分です。室温自体を下げるクーラー等を是非利用したいものです。幼児にはまず目を離さないこと。締め切った車内への放置・特にパチンコが要注意。スポーツ活動中は強制飲水と体重測定が予防のカギです。これは特に飲みたくなくても強制的に水分補給をする時間、そして練習前後の体重をして翌日の練習前に減った分の80%は回復しているように水分をとることです。 熱中症は予防可能な病気です。パチンコの熱中症もほどほどに。
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■■第1回: 3月 花粉症について(2004/2/27)