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第8回: 老化のサイン(2005/1/18) 鏡の中の自分と対面し、髪や肌や体型などを眺め「少し老けたかな」などと感じることはどなたにでもあることでしょう。10年前、20年前の写真を見れば、その差は歴然で、本人さえ思わず「若いっ」と唸ってしまうのではないでしょうか。このように日常生活の中でも年齢を感じさせられる場面があると思いますが、老化の兆候の中には自分自身では意外と気づきにくいものもあります。 階段上りで前かがみになっていませんか
駅の階段を上る人々を眺めていると,背中を真っ直ぐに保って上っている人もいれば、背中を丸め前かがみで上っている人もいることがわかります。年配者ほど前かがみになる傾向が強いのですが、実際には若い人でも体を前傾させている人もいれば、年配者でも、さっそうと背中を伸ばして上っている人もいます。 脚力は衰えやすい
膝の曲げ伸ばしは、太腿の前後の筋肉によるものですが、加齢に伴い脚力は右肩下がりに直線的に低下していきます。20歳代をピークに70歳代になると半分ほどの脚力になってしまいます。別の表現をすると、20歳代の人がイスから片脚で立ち上がるときの脚力が、70歳になった自分の両脚の脚伸展力ということになります。つまり、若い人でイスから片脚で立ち上がれない人は70歳になったら一人ではイスから立ち上がれないということになります。これはすなわち、日常動作に人の助けが必要となることを意味します。 なぜ、階段で前かがみになる?
階段上りでは、平地を歩くことに比べれば、はるかに大きな脚力が必要になります。衰えた脚力では体重をスムースに持ち上げられなくなり、ヒップの筋肉(大臀筋)が階段上り動作を大きくサポートすることになります。ヒップの筋肉を有効に使うためには股関節を前に折り曲げる必要があるので上体は自然と前傾することになります。この前傾が大きいほど,ヒップの筋肉を大きく使っていることになります。脚力が衰えると、平地では、背中を真っ直ぐにして歩くことができても、階段では姿勢が自然と変化してしまいます。 心当たりのある人は、実年齢を体力年齢が追い越してしまわないように、普段から脚力強化を意識することをお勧めします。歩く時に歩幅を少し広げてみるのも一つの方法です。
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