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第4回: 寝ている間にやせる法(2004/5/31) こんなタイトルにすると、「ラップをおなかに巻いて寝るの?」とか「電気で筋肉を刺激するのでは?」という声が聞こえてきそうですが、あくまでも基本的な健康科学のお話です。
なぜ太るの? 「太る、やせる」は、基本的にカロリー出納で決まります。「活動量に比べて、食べる量が多いから太る」訳で、このことは誰もが知っていることです。学生時代にスリムだった人が、中年になって太ってしまうのは、運動量が減って、摂取カロリーがそれを上回るからです。しかし、中年太りの原因はそれだけではありません。
カギは基礎代謝 活動しないでじっとしている時に消費するカロリーを基礎代謝といいますが、1日の総消費カロリーというのは、この基礎代謝に掃除・洗濯・歩行・スポーツなどの活動で消費するカロリーがプラスされたものです。個人差がありますが、実は、総消費カロリーの70%くらいを基礎代謝が占めているというのが現実で、「太る・やせる」に大きく関わっています。
中年太りの原因は 悲しいかなこの基礎代謝は加齢とともに低下していきます。10代をピークに減少し、40代を境目に大幅に低下していきます。これが、中年太りの大きな原因になっています。年齢別基礎代謝表をみてください。
20代男性の基礎代謝1540kcalが40代になると1463kcalになります。1日の基礎代謝で77kcalの差があります。1年間でみると約28000kcal消費エネルギーが減ることになり、これを体脂肪に換算すると3kg。つまり、若い頃と食習慣が変わらなければ、40代では基礎代謝の分だけでも1年間で3kg脂肪太りすることになります。さらに、活動量の減少分がそれに加算されることを考えると恐ろしくなります。
じゃーどうすればいいの? 加齢に伴う基礎代謝の低下は、活動量の減少とも関係しています。カロリー消費の主役は筋肉ですから、筋肉が減少すれば、消費カロリーも減少していきます。逆に筋肉質の体をつくれば、基礎代謝も高まるということです。同じ60kgの人でも、体脂肪率が25%の人よりも15%の人の方が基礎代謝は高く太りにくい体といえます。ムリに食事の量を制限しても運動不足では、筋肉がやせてしまうので、基礎代謝が低下しリバウンドしやすくなります。
寝ている間に痩せる? ここまでくれば、何を言おうとしているのか、もうおわかりのことと思います。寝ている間に痩せる法とは、基礎代謝の高い体をつくるということです。基礎代謝が高まれば24時間体制で脂肪を燃やし続けてくれるからです。日頃からカラダを積極的に動かし筋肉を鍛えることです。階段登りのように、脚腰などの大きな筋肉を使う運動が特に効果的です。エスカレーターと階段の分かれ目に遭遇した時には、是非このことを思い出してください。 女性の場合は、筋肉を鍛えてもホルモンの関係で男性のように筋肉は太くなりませんので安心してください。霜降りの筋肉がしなやかなヒレ肉に変化し基礎代謝が高まりますよ。 |