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コラム:健康快適生活塾
(株)スポーツフィールド 矢野史也さん |
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【自己紹介】 スポーツフィールド代表取締役、フィットネスコーディネーター。4つのスポーツクラブ運営に携わりながら、地域自治体、健康保険組合、学校法人、企業等が主催する健康講座や指導者向け講習会にて、講師を務めたり、高齢者からプロアスリートまでを対象に、パーソナルコンディショニングトレーナーを努めるなど幅広く活動中。
著書:「ミドルエイジからの健康塾」、「アクアスポーツ」 |
【資格等】
・日本体力医学会健康科学アドバイザー ・全米NSCA認定 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト ・骨格矯正SPATマスタートレーナー
・アクアサイズ21 水中機能訓練士 ・日本体育協会公認水泳教師 ・メディカルアクアフィットネスインストラクター ・少林寺拳法三段 |
| ■■今回のコラム |
第18回:
メタボリックシンドローム(2006/11/1) 肥満の中でも、特に内臓の周りに脂肪がついた内臓脂肪型肥満は、糖尿病や高脂血症、高血圧などの生活習慣病とより関係が深いことが知られており、日本の診断基準では、内臓脂肪の蓄積をメタボリックシンドロームのカギとなる存在として位置づけています。
具体的には、内臓脂肪型肥満を疑う目安としてウエスト周囲径が、男性85cm以上、女性90cm以上の人で、さらに高脂血、高血圧、高血糖の三つの選択項目のうち2項目以上に該当するときにメタボリックシンドロームと診断します。
さらに脳梗塞、心筋梗塞などの脳心臓血管疾患のリスクについて、三つの選択項目のうち一つが該当する場合は、5倍、二つの場合は10倍、三つ全てに該当する場合は30倍に増加するなど、リスクを併せ持つことの危険性が強調されています。 |
| 必須項目 |
ウエスト周囲径 男性 85cm以上 女性 90cm以上 ※男女ともCT測定で内臓脂肪が100u以上になる値
| | 選択項目 |
(1)中性脂肪 150mg以上 かつ/または HDLコレステロール 40mg以下 |
(2)収縮期血圧 130mmHg以上 かつ/または
収縮期血圧 85mmHg以上 | | (3)空腹時血糖 110mg以上 |
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※ ウエスト周囲径の基準値は、腹部CT画像で精密に内臓脂肪を測定した場合の断面積100cm2に相当する値で、日本人の疫学データーをもとに日本肥満学会が提唱したものです。ウエスト周囲径は、腰の一番細いところではなく、へそまわりを測ります。
基準値が低過ぎないか? 米国の場合は、(1)ウエスト周囲径、(2)中性脂肪、(3)HDLコレステロール、(4)血圧、(5)空腹時血糖の5項目のうち3項目に該当する場合をメタボリックシンドロームと判定しますが、ウエストの基準は男性102cm、女性88cmになっています。(その他の基準値は日本とほぼ同じですが、ウエスト周囲径は必須項目になっていません) WHOの場合は、糖代謝異常があり、その他のリスクを二つ以上持っている人をメタボリックシンドロームと診断しています。このような比較をみても日本の基準は少し厳しいようにも感じます。予防医学的な見地から考えられた概念であり基準であることは分かりますが、基準値を肯定するエビデンス(医学的論拠となる事実)が不十分という指摘が気になるところです。
いずれにしても、メタボリックシンドロームという概念が、予防改善への行動変容を引き起こすことにつながればいいのですが・・・・・。 |
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