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第6回: 水中散歩(2004/10/13) 一昔前まで、プールというのは泳ぐところでした。プールで歩いていると、「歩くところではないので泳ぐように」と注意を受けることさえありました。ところが今はどうでしょう、プールでは、歩いている人の数のほうが多いくらいです。
泳ぐばかりかプールじゃない 泳ぐ、歩く、走る、アクアダンス、水中筋トレ、水中ボクシング、水中ストレッチ、水中リラクセーション等様々なアクアエクササイズの人気で、プール利用者の年齢層も大きく広がってきています。今回は、「なぜ水中運動がカラダにいいのか?」について水の4大特性を中心に簡単にまとめてみました。
「水圧」が心臓・肺を鍛える 陸上生活では、血液循環を保つため、立っている時も座っている時も、重力に逆らって下肢の血流を心臓に戻さなければなりません。しかし、水中では水深が深くなるほど水圧が大きくなり、水中で立っている時も、心臓から最も離れた足部ほど水圧が高くなるので、心臓への静脈還流がスムースになります。また、胸部にかかる水圧は呼吸筋を鍛え心肺機能を高めます。
「抵抗」が筋肉を鍛える 水の中で動くと抵抗が生じます。しかも、動く速さの2乗に比例して抵抗は大きくなります。抵抗の大きさはスピードに対応するので、個人の体力にあった無理のない抵抗をかけることができます。さらに、あらゆる方向に自由に抵抗を作り出すことができます。この抵抗により筋肉が鍛えられます。水中運動における筋肉活動は「コンセントリックス」といい筋肉痛が発生しにくいことも大きな特徴です。
「浮力」が関節にやさしい 水深によって浮力が変化しますが、首まで水中に入ると体重は陸上の1/10まで減少します。陸上で「歩いたり、走ったり」すれば足首・膝・股関節・腰に体重がかかります。ジャンプをすれば体重の3倍以上の負荷がかかります。しかし、水中では浮力のおかげで、関節に大きなストレスがかかりません。水に浮いているだけでも、筋肉がリラックスし、血流が促進されます。
「水温」が脂肪燃焼を助ける 水は空気に比べ、はるかに熱を伝えやすいので、水中に入ると直ぐに体温が奪われてしまいます。水中に入ったカラダはエネルギー生産を高め体温を維持しようとするため、陸上に比べてカロリー消費が増大します。このことは、水中運動がシェイプアップ運動としても効率的であることを意味しています。 このように、水中では、カラダに無理のない安全で効果的な運動が可能です。「前歩き」「後ろ歩き」など、先ずは水中散歩からトライしてみてはいかがでしょう? |