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コラム:健康快適生活塾 (株)スポーツフィールド 矢野史也さん
第3回: ガンは予防できないか(2004/4/3) ガンは予防できないか 日本における死亡率の1位はガン、2位脳血管障害、3位心臓疾患です。この1〜3位をトータルすると、なんと日本における全死亡原因の6割以上を占めることになります。これらの疾患は生活習慣病の代表格として知られていますが、2位の脳血管障害と3位の心臓疾患はどちらも血液循環の不良状態がその根底にあります。 ガンも血流不良が原因? ガンの原因は解明されていませんが、ドイツのノーベル医学賞受賞者で細胞生理学者のオットー・ワールブルグ(1883-1970)は、ガン細胞はほとんど酸素を使わないことに注目し、「細胞が必要な時に酸素が供給されない状況が続くと、酸素なしで生きていける細胞(=ガン細胞)に変化する」という無酸素説を唱えています。つまり「ガンは細胞の酸素不足が引き金になる」という説です。 この説を引用するならば、カラダの各細胞に酸素を運ぶ血液循環の慢性的な不良状態が、ガン細胞の発生原因ということになり、全死因の60%以上を占める生活習慣病は全て血液循環の不良が基盤となっていることになります。 酸素が供給されない状況とは? 「慢性的に酸素の供給が不足するとガン化する」とは、どういうことでしょうか。一つは、運動が不足しているカラダには酸素が十分にいきわたらないということがあります。もう一つは、血液配分の矛盾という問題です。血液は、必要な時に必要な臓器に運ばれる仕組みになっています。例えば、食事をすれば、消化吸収を促進するために胃、腸、肝臓などの消化器系に血液が多く集まり、運動時には骨格筋に血液が集まります。しかし、食事後、消化器系が血液を集め活動している時に運動をするとどうなるでしょうか?消化器系に集まっている血液は骨格筋の方に奪われることになりますから、消化器系には血液、酸素が不足することになります。 ストレスも血流に影響する 消化吸収作業中に激しい運動をすると、消化器系への血液配分は20%に激減してしまいます。80%が筋肉活動に使用されるということです。また、運動をしなくても消化器系が働いている時に強いストレスがかかると、消化器系への血流(酸素)は同様に不足してしまいます。 怖いのは、このような生活習慣が慢性化してしまうことです。くれぐれもワールブルグの無酸素説を自ら人体実験するような状況は避けていただきたいものです。また、食事の量や内容にもよりますが、胃で消化、腸で吸収、肝臓で処理という一連の作業には相当な時間がかかることも付け加えておきます。 ガンを予防するライフスタイル ・適度な持久的運動を心がけること。 ・食後はゆっくり休むこと。(親が死んでも食休み) ・ 運動は食事の前に行うこと。 (ワンポイントアドバイス) 午後一番で、上司に叱られるなどストレスが事前に予測される時は食事量を少なめにする、あるいは空腹でストレスに臨み、ストレスが通過した後食事をとるなどの対策で消化器系へのダメージを軽減させることができますよ。
これまでの健康快適生活塾
■■第6回: 水中散歩(2004/10/13)
■■第1回:こつこつ貯筋を(2004/1/27)