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普段の生活の合間に旅情を味わってみたくなり、市内循環バスに乗り蓮の花咲く寺を巡ることにしました。 産業文化会館脇のバスターミナルで北東循環コース(かがやき号)左回りに乗車、見慣れた町並みがいつもと違う輝きを放つ中、15分程で小見バス停に到着。バスを降りてバスの進行方向(荒木方面)に歩き、一つ目の角・古墳上の虚空蔵(こくぞう)菩薩を仰いで左に折れ、ダイリンを過ぎて左折、5分程で到着です。 小見山 嶺雲寺(れいうんじ)は、1536年(天文5年)忍城主の成田長奉から、寺領を与えられて建立。明治初期に子供たちに読み書きを教える寺小屋「小白(おじろ)学校」を設立、天洲寺の寺小屋などと統合、現在の荒木小学校の元になりました。1938年(昭和13年)、飛び火により伽藍(がらん)と寺宝を消失。1965年(昭和40年)に本堂を建立、2003年(平成15年)に大改修をし現在に至ります。 嶺雲寺では、毎年11月に、一般の方にも開放して「二尊会(にそんえ)コンサート」を開催します。バイオリン、声楽などクラシックが主で、今年は9回目を数え、本堂で100人位にゆったり“ポップス尺八”を聞いていただきたい、将来はだるま市をやりたいと、住職の地域への思いは募るばかりです。 バス道に戻り荒木方面に道なりに進み、武蔵水路、見沼代用水を渡り、荒木小学校を過ぎて右折、20分足らずで到着です。 聖徳山 天洲寺(てんしゅうじ)は慶長12年(1607年)に忍城主成田氏に属した荒木氏の八左衛門が建立。境内には国指定重要文化財の木造聖徳太子立像を安置する太子堂があり、像は製作年代の分かるものでは最古のものです。聖徳太子の命日にあたる2月22日に例大祭が行なわれ賑わいます。 例大祭の翌日に、蓮を分根して檀家さんに配るという。前住職が残した菖蒲園、新しい紫陽花園もきれいな花を咲かせ、花蓮も檀家さんの庭先を彩り、「一年中花の咲く寺にしたい」と住職の顔がほころぶ。遠方から来られた方に、折角なのでゆっくりして欲しいと作った東屋は、小鳥のさえずりとそよ風に溢れ時の経つのを忘れます。 帰りはバス道を更に進み、7分足らず先の荒木天満宮バス停で循環バスに乗車、運賃200円の旅は心地よい疲労感で終わりました。
連絡先 ▲嶺雲寺 行田市小見968 048−556−8291 △天洲寺 行田市荒木1618 048−557−1002 |